フェズ · はじめての旅
初めてのフェズ旅行:旧市街の歩き方・空港アクセス・エリア別の巡り方ガイド
2026年9月3日 · 時点 · 約4分
フェズの基本構造と3つの主要エリア
フェズの街は、歴史と役割が異なる3つのエリアで構成されています。滞在中の移動や観光を円滑にするため、それぞれの位置関係と特徴を把握しておきましょう。
- フェズ・エル・バリ(旧市街/メディナ):9世紀に築かれた世界最大級の歩行者専用旧市街です。無数の路地が入り組む迷路の中に、歴史的なモスク、マドラサ(神学校)、スーク(市場)、伝統的な革なめし工房(タンネリ)が集まる観光の中心地です。車輪付き車両の進入は禁止されています。
- フェズ・エル・ジュディド(13世紀の新市街):旧市街の西側に位置し、壮麗な門を持つ王宮や、独特の木製バルコニー建築が見られる旧ユダヤ人街(メッラー)が広がっています。
- ヴィル・ヌーヴェル(近代新市街):20世紀のフランス保護領時代に開発された近代的なエリアです。鉄道のフェズ駅、銀行、近代的なカフェやレストランが並び、碁盤目状の広い大通りが整備されています。
空港からのアクセスと市内の移動方法
フェズ・サイス空港(FEZ)からのアクセス
フェズ・サイス空港から市内中心部へは、空港連絡バスまたはタクシーを利用します。宿泊先が旧市街内にある場合でも、車両は旧市街の城壁外までしか入れません。そのため、旧市街の主要ゲートであるブー・ジュルード門(青の門)などで下車し、そこから宿までは徒歩で移動します。石畳や坂道でスーツケースを運ぶのが困難な場合は、門の付近で手押し車を使う荷物運び(ポーター)に依頼することも可能です。
市内での移動手段
フェズでは「旧市街の中」と「旧市街の外」で移動手段が明確に異なります。
- 旧市街内(徒歩のみ):車やバイクが入れないため、すべての移動は徒歩になります。道幅が非常に狭く、階段や傾斜が多いため、歩きやすく滑りにくい靴を用意してください。物資の運搬には現在もロバや手押し車が使われています。
- 旧市街外(プチ・タクシー):近代新市街や鉄道駅、旧市街の各ゲート間を移動する際は、車体が赤い小型タクシー(プチ・タクシー)を利用します。乗車時にはメーターが稼働しているか確認して利用するのが基本です。
初心者が陥りやすい失敗と対策
- スマートフォンのGPSナビだけに頼る:旧市街の路地は建物が高く密集しており、頭上が日よけで覆われている場所も多いため、GPSの測位が不正確になりがちです。現在地を見失わないためには、旧市街を東西に貫く2大メインストリート(タラア・ケビーラ通りとタラア・セギーラ通り)の位置を意識し、壁面の案内標識や人の流れを基準に歩くのが効果的です。
- 非公認ガイドの案内に乗ってしまう:親切を装って道案内を申し出てくる非公認ガイドについて行くと、高額な買い物を促す店舗に案内されることがあります。道に迷ったときは、通りを歩いている人ではなく、固定店舗に座っている店主や飲食店のスタッフに主要な門への方角を尋ねると安心です。
- 日没後に暗い路地へ入り込む:主要ストリートは夜間も商店が開き人通りがありますが、一歩住宅街の路地に入ると照明が少なく、夜間の移動は迷路度が増します。夜間の外出は明るい大通りやブー・ジュルード門周辺にとどめ、奥まった路地への進入は日中のみにしましょう。
- タンネリ(革なめし工房)の強い臭いに無防備で挑む:ショアラ・タンネリなどの見学テラスでは、伝統的な皮革加工特有の強い臭気が漂います。テラス入口で渡される生のミントの小枝を受け取り、鼻に近づけて嗅ぐことで臭いを大幅に和らげることができます。
初めての滞在に適したモデルプランの考え方
前半に訪れるべき必須スポット
まずは旧市街のランドマークであるブー・ジュルード門からスタートします。そこから緩やかな坂を下りながら、精緻な幾何学模様のタイルや彫刻が美しいブー・イナニア・マドラサを訪れ、活気あるスークを通り抜けて、中世から続くショアラ・タンネリを見学します。初日はこの主要ルートを往復して旧市街のスケール感と方向感覚を掴むのが得策です。
後半や時間に余裕がある場合のスポット
メインストリートの散策に慣れたら、旧市街全体を見渡せる丘の上のマリーン朝の墓地跡へプチ・タクシーで向かい、パノラマ景観を楽しみましょう。また、フェズ・エル・ジュディドの王宮前広場やメッラー地区の散策、郊外の陶器工房見学、さらには近郊の世界遺産ヴォルビリス古代遺跡へのエクスカーションなどを日程に合わせて追加するのがおすすめです。
日付を選ぶだけで フェズ の宿を検索します
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フェズ の見どころ
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寺社・宗教施設
アンダルシア・モスク
フェスの旧市街中心部に位置するこのモスクは859~860年に建てられ、モロッコ最古のモスクの一つに数えられます。アンダルシアからの移住者が暮らした地区にあることからこの名がつきました。
ショッピング・繁華街
フェズ旧市街
迷路のように入り組んだ路地と伝統市場が広がる、フェズの旧市街です。革のなめし工房や手工芸品店を眺めながら、古都の雰囲気を味わえます。
博物館・美術館
バトハ博物館
19世紀末に王宮として建てられた建物を利用した伝統工芸博物館です。ムーア風庭園とともに、陶器やカーペット、伝統衣装などモロッコの工芸品を鑑賞できます。
寺社・宗教施設
アル・ディワン・モスク
フェズ旧市街のタラア・ケビラ通り東端付近、ディワン通りに建つモスクです。18世紀末、アラウィー朝スルタンの時代に建立され、周辺地域の金曜礼拝が行われる場所のひとつです。
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