上海市 · 中国 · 訪問 6月 2025
空を突き刺す摩天楼と赤い灯火、上海の二つの顔を歩く
100%実際に訪問・自分で撮った写真
この記事の写真は、World by Cityの運営者が実際に旅をして撮ったものです。AI画像やストック写真はありません。 撮影日 2025年6月20日 – 2025年6月22日 (写真18枚, 位置情報あり18枚).
2025年6月20日、私は上海に降り立ちました。空港から街へ出ると、まず目に飛び込んできたのは、想像を絶する高さのビル群でした。この街は、最先端の未来都市のような風景と、古き良き中国の伝統が不思議なバランスで共存しています。3日間という短い旅でしたが、カメラを片手に、その対照的な表情を追いかけて歩きました。
ルジャズーイの空と、圧倒的な垂直の世界
旅の始まりは、金融街ルジャズーイでした。見上げるほどの高さにそびえ立つ上海タワーの曲線的な外壁に、思わず足が止まります。巨大なガラスの壁が空を反射し、自分がとても小さな存在になったかのような錯覚に陥りました。街を歩けば、高層ビルの合間を縫うようにバスが走り、都会的な喧騒が心地よく響いています。昼間の光に照らされたビル群は、どこまでも効率的で、冷徹なまでの美しさを放っていました。
黄浦江のほとりに立つと、川をゆっくりと進むバージ(はしけ)が見えました。その背後に広がるプドンのスカイラインは、まさに現代中国の象徴と言える光景です。その後、ジンマオタワーの中に入り、内部のアトリウムを覗き込みました。上から見下ろすと、複雑に絡み合う螺旋構造の建築美が広がっており、外観とはまた異なる幾何学的な迫力に圧倒されました。垂直方向への執念のような、建築への情熱を感じる時間でした。
赤い灯火に包まれる、豫園の幻想的な夜
日が暮れる頃、私はルジャズーイの喧騒を離れ、豫園の周辺へと向かいました。そこには、昼間の近代的な風景とは全く異なる世界が広がっていました。夕闇に包まれ始めた街に、伝統的な中国様式の楼閣がぽつぽつと灯りを灯し始めます。赤い照明に照らされた軒先や、複雑に組み合わされた木造建築のシルエットが、夜の闇に鮮やかに浮かび上がっていました。まるでタイムスリップしたかのような、幻想的な雰囲気に包まれます。
夜が深まるにつれ、赤い光はさらに強さを増し、街全体が情熱的な色に染まっていくのが分かりました。見上げるたびに現れる反り返った屋根のラインが、夜空に美しく切り取られています。伝統的な木造建築が放つ温かみのある光と、周囲の賑わいが混ざり合い、心地よい高揚感に包まれました。その後、再びルジャズーイに戻ると、今度はライトアップされた上海タワーや世界金融センターが夜空に突き刺さるように輝いており、その対比に改めて驚かされました。
歴史の記憶と、食卓の賑わい
2日目は、少し視点を変えて街の歴史と文化に触れることにしました。まず訪れたのは、グレーの煉瓦壁が続く古い路地です。看板がひしめき合う伝統的な商業街を歩いていると、ふと赤い煉瓦の壁の間に置かれた小さな家の模型のようなオブジェが目に留まりました。日常の風景の中にさりげなく置かれたアートのような造形が、散歩に彩りを添えてくれます。路地裏を歩くことで、大通りからは見えない上海の素顔に触れた気がしました。
その後、中国近現代史博物館へ足を運びました。展示室では、不平等条約をテーマにした巨大な映像パネルが展示されており、この街が歩んできた激動の歴史を静かに見つめ直しました。歴史の重みを感じた後は、気分を変えてハイディラオの火鍋へ。色とりどりのソースや新鮮な野菜が並ぶセルフバーの光景は圧巻で、自分の好みに合わせて調合する楽しさがありました。夜には再びプドンの夜景を訪れ、東方明珠タワーの華やかな光に包まれながら、旅の2日目を締めくくりました。
雨の日の静寂と、旅の終わり
最終日の3日目は、天候が変わり、しっとりとした雨が降り始めました。まず訪れたのは、青い照明が印象的な大きな公演場です。開演前の静まり返ったホールの中で、曲線を描く観客席とステージを照らすブルーの光が、どこか神秘的な空間を作り出していました。雨の日の静けさと、ホールの幻想的な光が重なり、心を落ち着かせてくれるひとときとなりました。
旅の締めくくりに訪れたのは、日本風の居酒屋が並ぶ通りでした。雨に濡れた路面に看板の光が反射し、店先に掛けられた暖簾がしっとりと濡れています。雨の中、灯りが灯る店先を眺めながら歩く時間は、どこか懐かしく、旅の終わりの寂しさを誘いました。最後に向かった寺院の階段では、パステルカラーの蓮灯が連なり、霧がかった空の下で静かに揺れていました。雨と霧に包まれたその風景は、この旅で最も心に残る、静謐な景色となりました。
旅を終えて
今回の上海旅行で感じたのは、この街が持つ「極端なまでの多様性」です。超高層ビルの冷たさと、伝統建築の温かさ。歴史の重みと、現代の消費文化。そのすべてが同じ街の中に共存していることに、強い刺激を受けました。もし次回訪れるなら、もっと時間をかけて、ガイドブックに載っていないような小さな路地裏を深く探索してみたいと思います。また、雨の日の上海も捨てがたい魅力があるため、あえて天候に左右されないゆったりとしたスケジュールを組んでみたいと感じました。
写真17枚
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上海市 の見どころ
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展望・ランドマーク
上海環球金融中心
上海浦東新区に建つ高さ494メートルの超高層ビルで、上海のスカイラインを代表するランドマークです。展望台に上れば、街の全景を一望できます。
展望・ランドマーク
上海中心
上海浦東新区にそびえる超高層ビルで、高さ632m、128階建てを誇ります。世界屈指の高層建築に上れば、上海のスカイラインを見下ろすことができます。
展望・ランドマーク
ジンマオタワー
金茂大厦(ジンマオタワー)は上海浦東の陸家嘴に建つ超高層ビルで、88階建て、高さ421メートルに達します。1998年に完成し、市街を見渡す眺望が楽しめます。
博物館・美術館
上海博物館
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